細菌性腟炎は自然に治る?症状や治療法を解説

細菌性腟炎とは、腟内の細菌バランスの乱れにより、おりものの増加やにおいの変化などがみられる症状です。 これらの症状は、一部の性感染症と似ているため、自己判断で混同してしまうケースも少なくありません。 本記事では、主な症状や原因、治療法、自然治癒の可能性についてわかりやすく紹介するとともに、性病との違いや見分け方についても解説します。

細菌性腟炎とは?細菌性腟症との違い

腟内の常在菌のバランスが崩れ、悪玉菌が増殖したことで、おりものやにおいの異常が起きている状態を細菌性腟症(BV)といいます。そこから症状が悪化したり、特定の細菌に感染したりすることで炎症が起きた状態が、細菌性腟炎です。

腟症は腟炎に発展しやすく根本的な治療法が同じため、どちらも同じものとして扱われることも少なくありません。
※治療法や原因が共通しているため、本記事では細菌性腟症と細菌性腟炎を総称して「細菌性腟炎」といいます。

細菌性腟炎は自然に治る?

細菌性腟炎は自然に治る?

細菌性腟炎(腟症)は自然治癒することもありますが、必ず治るとは限りません。
放置により症状が悪化するケースもあり、重症化すると炎症が子宮や卵管まで広がり、「骨盤内炎症性疾患(PID)」などのリスクが高まります。
自然治癒を待つよりも治療を行った方が回復は早いので、医療機関での検査・治療をおすすめします。

細菌性腟炎の治療方法

細菌性腟炎の治療方法

細菌性腟炎の治療では、腟内に直接薬を挿入する「腟錠」の抗菌薬を使用するのが一般的です。1日1回の使用を、約7日間続けます。また、炎症が強い場合や症状が広範囲に及んでいる場合は飲み薬を、痒みなどの症状がある場合は塗り薬を併用することもあります。
細菌性腟炎は、完治しにくい病気です。一度症状が治まったとしても、免疫力の低下などで再発する可能性が高いので、治療後も定期的な検査を受けてください。

細菌性腟炎の原因

細菌性腟炎の原因

腟内は通常、乳酸菌(ラクトバチルス)の働きにより弱酸性に保たれています。これにより、悪玉菌の増殖や雑菌の侵入を防ぎ、腟内の健康を維持しているのです。
腟内の常在菌のバランスが崩れ、一部の細菌が増殖することで、悪臭や炎症などの症状が現れたのが細菌性腟炎です。
常在菌のバランスが崩れる要因として、以下が挙げられます。

バランスが崩れる要因 詳細
ストレスや疲労の蓄積 免疫力の低下
不衛生 膣内への雑菌の侵入
過度な洗浄 善玉菌まで洗い流してしまう
抗菌薬の使用 別の治療用の薬が菌のバランスを崩す

いずれも、常在菌のバランスに影響を与えてしまいます。
このほか、性行為がきっかけで腟内環境が変化し、発症することもあります。

細菌性腟炎の主な症状

細菌性腟炎の主な症状

細菌性腟炎の主な症状は以下の通りです。

  • 腟の痛みや痒み、熱感
  • おりものの増加
  • おりものの色やにおいの異変
  • 不正出血

特におりものの異常は顕著で、「生臭い」「魚臭い」と表現される強いにおいを発し、色が灰白色や黄白色に変化します。

細菌性腟炎と性病は区別が難しい

細菌性腟炎と性病は区別が難しい

細菌性腟炎は、一部の性感染症と症状が似ているため、「細菌性腟炎だと思ったら性病に感染していた」という可能性があります。
以下、細菌性腟炎の症状と似ている性病です。

  • 淋病
  • クラミジア
  • トリコモナス症

特に、一般細菌が原因の疾患とクラミジアは共通点が多いので、見分けることはとても困難です。
治療のために、まずは症状の原因を特定することが必要なので、医療機関で検査を受けてください。

性病かどうかはどうやって見分ける?

細菌性腟炎と性病は症状がよく似ているため、自己判断で見分けることは困難です。
以下に該当する方は、性病に感染している可能性があるので、医療機関での検査をおすすめします。

  • コンドームを使用せずに性行為をした
  • 不特定多数と性行為をした
  • 性行為をきっかけに、陰部のにおいやおりものに変化があった
  • デリケートゾーンのかゆみや痛み、発熱など、ほかの症状がある

細菌性腟炎および性病に関する相談は天神マイケアヒルズタワークリニックへ

天神マイケアヒルズタワークリニックは、福岡にある性病検査・治療専門のクリニックです。
当クリニックでは、女性を対象に一般細菌の検査を行っています。性病検査との同時検査はもちろん、性病検査が陰性だった場合の単品検査も可能です。
女性器の痛みや痒み、不正出血、おりものの異常などの症状が見られる方は、適切な治療を受けるためにも、検査をおすすめします。
性病と疑われる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

〔当クリニックの特長〕

  • 検査結果はWebで確認
  • 匿名検査・治療OK
  • 天神南駅から徒歩3分
  • 初診料・再診料無料

検査で陽性だった場合は、そのまま当クリニックで治療を受けていただけます。まずはご相談だけでもOK!匿名・個室対応なので、安心してご来院ください。
性病は症状だけでは自己判断が難しく、原因によって治療方法が異なるため、ご不安な方は医療機関で検査をおすすめします。

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よくあるご質問

Q. 細菌性腟炎はどのくらいで治りますか?

医療機関で適切な治療を受ければ、通常5~7日で治療は完了し、治療開始から2〜3日程度で改善が見られます。
細菌性腟炎は再発しやすいので、改善が見られても途中で治療を止めることなく、処方された薬は必ず最後まで使い切りましょう。

Q. 細菌性腟炎とカンジダ症の違いはなんですか?

どちらも常在菌のバランスの崩れによって起こる症状ですが、細菌性腟炎は一般細菌、カンジダ症はカビ(真菌)が原因で発症します。治療薬が異なるため、検査による特定が必要です。

Q. 細菌性腟炎になりやすいのはどんな人ですか?

免疫力が低下している人や、生活習慣が乱れている人はなりやすい傾向があります。また、不潔にしていたり過度に洗いすぎたりしても常在菌のバランスを崩す原因になり、発症しやすくなります。

Q. 細菌性腟炎はうつりますか?

細菌性腟炎自体は性病ではありませんが、性行為をきっかけに発症する可能性があります

監修医師

前出医師

前出 喜信(まえで よしのぶ)医師

天神マイケアクリニック 顧問医師(母体保護法指定医・産科婦人科専門医)

島根医科大学医学部医学科を卒業後、長年産婦人科医としてクリニックや病院勤務で経験を重ね、2022年10月天神マイケアクリニック顧問医師に就任。

前出医師著書

著書

マイコプラズマ・ウレアプラズマ性感染症
~よく知られていないから、知ってほしい性感染症~

前出 喜信(まえで よしのぶ)医師 出版

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