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HPVとはどんなウイルス?ワクチンによる予防や感染経路を紹介

HPVとは?原因は性行為?

HPV(ヒトパピローマウイルス)は「性交経験者が一度は感染する」といわれるほど感染しやすいウイルスです。感染しても自覚症状がない場合が多く、免疫力によっては1〜2年程度で自然に排除されます。
一方、持続感染になると数年から十数年をかけてがんなど深刻な病気の原因となることもあります。

このページではHPV感染症の症状を中心に、感染経路、検査方法について詳しく解説します。

性病検査診断

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、主に性交渉を通じて男女問わず感染する、一般的なウイルスです。
HPVは種類(型)が多く、現在まで200種類以上の型が確認されています。そのうち約40種類が性器や肛門周囲の粘膜に感染することがあり、「低リスク型」と「高リスク型」の2つに分類されます。

低リスク型は尖圭コンジローマの原因になる型で、高リスク型は子宮頸がんなどの発がんリスクが高い型です。

HPV感染症の主な症状

HPV感染症は基本的に無症状

HPVには多くの種類があり、どの型に感染したかで現れる症状も異なります
中には男性が感染しても症状が出にくい一方で、女性のリスクが高い型も存在し、ウイルスの型により特性はさまざまです。
ここでは、男女共通で発症リスクがある症状と、性別ごとの発症リスクがある症状を解説します。

HPV感染により発症する疾患【男女共通】

HPV感染症男女共通の症状

HPVは、口腔や中咽頭部にも感染し影響を及ぼす場合があります。
ウイルスの型によってはがんを発症する可能性もあるので、注意が必要です。

疾患名 症状など
尖圭(せんけい)
コンジローマ
男性は陰部や肛門に、女性は外陰部や腟内、子宮頸部などに特徴的なイボができる疾患。再発率や感染力が高い。
ボーエン様丘疹症 陰部や肛門周辺に、平らな褐色のイボ(丘疹)ができる。放置するとがん化のリスクがある。
肛門がん 高リスク型HPVの感染により発症リスクが高まる。
中咽頭がん 口腔内に感染することで、のどの奥にがんを引き起こすリスクが高まる。
口腔がん HPV感染が原因になることも。

口腔や中咽頭がHPVに感染しても、初期段階では自覚症状がほとんどありません。のどの違和感や痛み、しこりなどの異常を確認した場合は、専門のクリニックを受診しましょう。

HPV感染により発症する疾患【男性】

HPV感染症男性の症状

男性がHPVに感染しても、多くの場合が無症状です。しかし、症状が現れた場合、以下のような変化が現れます。

疾患名 症状など
陰茎がん 高リスク型の持続感染が長期化すると発症リスクが高まる。

HPV感染により発症する疾患【女性】

HPV感染症女性の症状

女性がHPVに感染した場合、以下のような症状が現れます。

疾患名 症状など
子宮頸部異形成 高リスク型HPVの持続感染で、がんに進行する可能性が高い。
子宮頸がん 持続的な高リスク型感染により発症リスクが高まる。初期は症状がないケースが多い。進行により不正出血やおりものの増加、腰痛など。
腟がん 女性生殖器がんのまれな疾患。高リスク型HPVの感染で発症することも。

子宮頸がん検診は、20歳以上の女性を対象に2年に1回の受診(※)が推奨されています。
参考:(※)厚生労働省|子宮頸がん検診へのHPV検査単独法導入について

HPVの感染経路

HPVの感染経路は、ほとんどが性的接触(オーラルセックスやキスを含む)です。トイレや浴槽などの共用で感染することはありません。

男性は感染しても自覚症状がない場合が多く、無自覚な性的接触を通じてパートナーへ感染が広がっていくのが、HPVの主要な感染経路となっています。

HPVの潜伏期間

HPVの潜伏期間は、ウイルスの型や個人の免疫力の強さによって異なります。
一例として、尖圭コンジローマ(6、11型)の場合、潜伏期間は3週間~8カ月(平均2~3カ月程度)です。

高リスク型HPV

高リスク型HPVは、さまざまながんを引き起こす可能性がある型です。感染後数週間~数カ月、場合によっては感染に気付かぬまま10年以上経過し、細胞の異常やがんが発見されて感染が判明するケースもあります。

高リスク型HPV13種類
16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68

低リスク型HPV

主に尖圭コンジローマなど、良性のイボの原因となる型です。
潜伏期間はおよそ3週間~8カ月、平均して約2.8カ月で症状が現れるケースが多いです。

低リスク型HPVの代表的な型
6、11

HPVワクチン接種による予防

HPV感染の予防方法

HPVの感染予防には、ワクチンの接種が有効です。
HPVは主に性的接触により感染するので、男女ともに12〜13歳頃の性行為を経験する前にワクチンを打つのが、最も高い予防効果を発揮します。
ただし、「性経験があるとワクチンの効果がない」というわけではありません。仮に一部の型に感染していたとしても、まだ感染していない型の予防効果は期待できます

ワクチンの価数とは?4価と9価の違い

HPVには100種類以上の「型」が存在します。ワクチンで予防できる型の数を「価数」という数字で表しています。

現在、当クリニックで接種できるHPVワクチンは「4価」と「9価」の2種類です。それぞれ、4種類と9種類のHPV型への感染を予防できるワクチンになります。どちらのワクチンも、しっかりとした予防効果を獲得するために3回接種を行うのが基本です。

詳しい違いは以下の通りです。

ワクチンの種類 予防できる主な病気 対応しているHPV型
4価ワクチン
(ガーダシル)
尖圭コンジローマ、肛門がん、中咽頭がん、陰茎がん 6型、11型、16型、18型
9価ワクチン
(シルガード9)
4価の予防範囲に加え、子宮頸がんなどHPV由来のがん発症も予防 6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型

HPVワクチンの副作用

HPVワクチン接種後、人によっては腕の痛み・腫れ・赤みなどの軽い副作用が一時的に見られることがあります。ただし、いずれも数日以内に自然に治まることがほとんどです。

HPVワクチン接種後の主な副作用
疼痛、腫脹、紅斑、頭痛

参考:厚生労働省|HPVワクチンに関するQ&A

HPVワクチンを男性が打つ必要性

HPV感染症は「女性の病気」と思われがちですが、実は生涯の感染確率は女性84.6%に対し、男性は91.3%(※)と、実は男性の方が感染率が高いというデータがあります。

データに反したイメージの理由として、男性は感染しても多くが無症状なので問題にならないことが挙げられます。この「男性の無症状」こそが、自覚しないまま女性パートナーへ感染を広げてしまう大きな原因なのです。

男性がワクチンを接種することは、自身の病気予防だけでなく、大切なパートナーに感染させないことにもつながるのです。
参考:(※)SEXUALLY TRANSMITTED DISEASES|The Estimated Lifetime Probability of Acquiring Human Papillomavirus in the United States

HPVの検査・予防は天神マイケアヒルズタワークリニックで

天神マイケアヒルズタワークリニックでは、子宮頸がんのリスクとなる高リスク型HPVの検査と、より詳細な情報を得るためのタイピング検査を実施しています。

HPV(高リスク型)検査 タイピング検査
検査項目 高リスク型HPV HPV型別
検査方法 腟ぬぐい液による採取 腟ぬぐい液による採取
検査時期 感染の機会後すぐ 性交渉歴があればいつでも
検査結果 4~5日後 14日後

※検査結果はweb確認可能

検査で陽性と判定された場合、より詳細な精密検査(コルポスコピー+組織検査)が必要になる場合があります。当クリニックでは、必要に応じて提携クリニックへのご案内が可能です。

料金表

HPV検査の料金表

1項目
HPV(高リスク型)
8,800
  • 子宮頸がん検査と合わせて、
    将来がん化しやすいたんぱく質遺伝子を
    有しているのか検査します。

  • 検査項目
    HPV(高リスク型)
  • 検査方法
    女性:腟ぬぐい液
  • 検査時期
    感染機会から24時間経過すれば受けられます。
  • 検査結果
    4~5日後(Web確認可)
1項目
HPVタイピング検査
27,500
  • ハイリスク型HPVのどの型に感染しているか
    確認する検査です。
    対象となるのは、ハイリスク型HPVのみに
    なります。

  • 検査項目
    HPV型別
  • 検査方法
    女性:腟ぬぐい液
  • 検査時期
    性交渉歴あればいつでも。
  • 検査結果
    14日後(Web確認可)

HPV治療の料金表

コンジローマ治療 塗り薬を処方※べセルナクリーム
8,000円2週間分 10%OFF 7,200円

HPVワクチンの料金表

※HPVワクチン:接種後30分院内観察(所要約1時間)/ 対象18~44歳
※いずれも在庫状況によりご案内できない場合がございますので、事前にお電話にてご予約ください
シルガード HPV9価(1回分)
29,800円
シルガード HPV9価(3回分)
82,500円 1回あたり2,300円お得
ガーダシル HPV4価(1回分)
19,800円
ガーダシル HPV4価(3回分)
53,400円 1回あたり2,000円お得

全国対応可能な郵送性病検査キット

天神マイケアクリニックでは、郵送性病検査キットを販売しており、自宅から他人にバレずに性病検査を行うことが出来ます。遠方の方や忙しくて来院できない方にも気軽に検査を受けていただけます。

天神マイケアヒルズタワークリニックでは、距離や時間的な理由で来院が難しい方に向けて、郵送検査キットを販売しております。
ご自宅にいながら性病検査ができるうえ、商材がわからないような梱包を施すなど、プライバシーにも配慮しています。
全国どこでも送料無料で、最短で購入の翌日にキットが到着するので、ご来院が難しい方はぜひご購入ください。

誰にも知られず、簡単に検査出来ます。

お届けする際は、中身が分からない他人にバレない梱包となっております。
検査方法は、説明書も同封しておりますので簡単に5分程で検査が可能です。自社検査室で感染症専門の臨床検査技師が対応しておりますので自宅からでも高い精度で検査することが可能です。

検査キットの購入は、提携会社の株式会社高精度検査会での購入になります。
+900円でお急ぎ配送!
返送から検査結果まで最短3日!

※天災・大規模災害等が発生した場合、遅延することがございます
※「お急ぎ便」は、Amazon Payでのお支払いの場合、ご利用いただけません

女性用

1項目:HPV検査

1項目:HPV検査

HPV 子宮頸がんに進行する可能性がわかる検査です。

  • クラミジア性器
  • クラミジアのど
  • HIV
  • 梅毒
  • B型肝炎
  • 淋菌性器
  • 淋菌のど
  • HPV
  • トリコモナス
  • クラミジア肛門
  • 淋菌肛門
9,000円(税込)

よくあるご質問

Q. HPV感染症は、感染したら一生治らない病気ですか?

HPVに感染しても、免疫によりそのほとんどは1~2年で自然に排除されます。
一方で、ウイルスが長期間体内に残り続ける場合(持続感染)もあります。その場合、ウイルスが排除されるかどうかは、生活習慣や感染したHPVの型、免疫力などで左右されるため、定期的な検査が大切です。

Q. HPVワクチンを接種すれば、子宮頸がんは確実に予防できますか?

確実に予防できるわけではありませんが、高い予防効果が期待できます。
HPVには100種類以上の型があり、ワクチンはすべての型の感染を予防できるわけではありません。それでも、HPVワクチン4価は60〜70%、HPVワクチン9価は約90%と高い予防効果が期待できます。

Q. HPV検査で陽性だった場合、がんになるということでしょうか?

いいえ、HPV検査で陽性でもがんになるとは限りません。
高リスク型HPVの持続感染は、子宮頸がんをはじめとするがん発症リスクを高めます。しかし、がん化には通常数年から10年以上を要するため、この期間に定期的な検診で病変を早期に発見できれば、比較的負担が軽い治療で済み予後も良好となるケースが多いです。

Q. HPVワクチン接種に対する公費の助成制度はありますか?

2026年現在、国の定期接種(原則無料)の対象は小学6年生〜高校1年生相当の女性のみとなっており、男性は国の助成対象外です。ただし、近年は一部の自治体が独自に男性への費用助成を行っているケースもあります。

監修医師

権藤医師

権藤 雄三医師

天神マイケアヒルズタワークリニック 院長

山口大学医学部医学科卒業後、幅広い診療経験を積み、2024年に天神マイケアヒルズタワークリニックに入職。性感染症というデリケートなお悩みに向き合い、患者様一人ひとりに寄り添った診療を心掛けている。

ご不明な点がございましたら
下記までお問い合わせください。

予約は不要となっています。

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【検査委託に関して】

当クリニックは多数の優秀な技師と、
検査精度の高い機器を取り揃え、
万全の体制で検査を行っております。
検査の外部委託もお引き受けしております。
ご希望の方は以下よりお問い合わせください。
staff@mycare.or.jp