尿道痛・排尿痛の原因
■尿道痛・排尿痛の原因
- 男性の原因疾患
-
- ・尿道炎
- ・前立腺肥大
- ・尿路結石
- ・膀胱結石
- 女性の原因疾患
-
- ・膀胱炎
- ・膀胱結石
尿道の痛みは、尿道がなんらかの菌の感染によって炎症を起こしているときに現れる症状です。尿道の炎症以外にも、尿道の粘膜に傷がつくことによって、痛みが生じている可能性もあります。
いずれにせよ、尿道の痛みによって、排尿が困難になり、膀胱や腎臓など、重要な尿路の疾患につながる危険性もあるため注意が必要です。
特に男性の場合、身体の仕組みから見ても尿道が長いため、女性より尿道の異常を感じる方が多くなっています。
また、男性ならではの悩みとして、尿道の異常から前立腺のトラブルを引き起こすケースも多いです。
これらの原因疾患に女性がかかっても、尿道が短いため、尿道に痛みを感じるというよりも、下腹部痛として違和感を覚えることが多くなっています。
排尿痛を訴える方の多くは、膀胱炎や膀胱結石などの膀胱に原因があるケースがほとんどです。
尿道がかゆい・ムズムズする原因
尿道の不快感にかゆい、ムズムズするといった症状があります。これら尿道のかゆみの原因は、尿道炎であるケースが多いです。
尿道にかゆみを感じると性感染症を疑う方が多くいらっしゃるとおり、性病による尿道炎は非常に多くなっています。
しかし、尿道炎は原因菌によって治療方法が大きく異なるため、検査でしっかり原因菌を突き止め、治療を開始するようにしてください。
尿道から膿が出る原因
膿の色 | 考えられる原因菌 |
---|---|
透明 |
|
白色 |
|
黄色 |
|
黄緑色 |
|
尿道から膿が出る場合についても見ていきましょう。
そもそも膿とは、炎症部位が化膿することによって分泌される、透明または白色から黄白色、黄緑色の分泌物です。
分泌物の成分は白血球や血清で、その中には死んだ細菌や白血球、破壊された組織が含まれます。
膿が出る尿道炎の場合、排尿痛や尿道の違和感を伴うことがほとんどです。
一方で、痛みや違和感が軽度な尿道炎もあるため、一概に言うことはできません。いずれにせよ、尿道から膿が出たなどの自覚症状があるときは、必ず検査を受け、原因菌の治療を始めましょう。早期発見・早期治療が早い回復を促します。
尿道が赤い・腫れる原因
尿道が赤くなっている、腫れているときも、細菌による炎症の可能性が否定できません。
尿道が炎症を起こし、粘膜が充血して赤くなり、腫れている状態です。赤みや腫れと併せて、痛みやかゆみを感じる方も多いので、こちらも尿道炎の原因菌を突き止めるため、早期に検査を受ける必要があります。
尿道の違和感の原因は尿道炎
イラストを見てもお分かりのように、身体の構造的に男性は尿道が長く、女性は尿道が短いです。
そのため、男性は女性に比べ、尿道炎になりやすくなっています。その一方で、女性は尿道炎を発症する際は、同時に膀胱炎を発症しやすいのです。
このことから、一般的に尿道炎といえば、男性がかかる病気といわれています。
男性・女性どちらも尿道に違和感を覚えたときは、高い確率で尿道炎に罹患しているといえるでしょう。
尿道の違和感とは、これまでご紹介して来た下記の症状が挙げられます。
尿道に違和感があった場合は、その原因となっている菌・ウイルスの種類を判定するため、早めに検査を受けるようにしてください。
- 尿道の違和感(症状)
-
- ・尿道の痛み
- ・排尿痛
- ・尿道のかゆみ
- ・尿道のムズムズ感
- ・尿道から膿が出る
- ・尿道が赤くなる
- ・尿道が腫れる
原因① クラミジア性尿道炎
クラミジア性尿道炎は、その名の通りクラミジア・トラコマティスという原因菌によって感染する性感染症(性病/STD)の一つです。
感染経路は性行為がほとんどで、トイレや風呂(銭湯や温泉を含む)といった間接的な接触による感染は、まずないと言えるでしょう。
クラミジア・トラコマティスは、口腔・咽頭内に潜んでいる可能性があるため、オーラルセックスもその感染経路に含まれます。
クラミジア性尿道炎の特徴は、他の細菌感染による尿道炎に比べると、症状が弱い傾向にあることです。尿道の痛みも軽く、分泌される膿も水っぽくサラッとしており、色も薄くなります。
クラミジア性尿道炎は、無症状で経過する方も多いため、疑わしい性行為があった方は、性感染症検査を受けることを強くおすすめします。
クラミジア感染症は放置していると、不妊症や母子感染など、深刻な状態に陥る可能性があるからです。
また、男性よりも女性の方が深刻なケースになりやすいとされているのも見逃せないポイントです。
心配な性行為があった、性風俗店などを利用したなど、感染が疑わしい行為があったときは、パートナーとともに検査を受ける必要があります。
原因② 淋菌感染症(淋病)性尿道炎
淋菌感染症(淋病)性尿道炎は、淋菌によって感染する性感染症の一つです。
感染経路はクラミジア感染症と同様、粘膜同士が直接接触する性行為がほとんどで、トイレや風呂といった日常生活での感染はほぼありません。
淋菌感染症性(淋病)尿道炎の特徴は、他の細菌感染による尿道炎に比べると、急激に経過が進むことが挙げられます。症状も強く激しくなる傾向にあり、排尿痛も強く、膿の分泌される量も多いです。
淋菌感染症(淋病)性尿道炎に罹患したまま放置し、悪化させてしまうと、前立腺炎や精巣上体炎になる可能性があります。
淋菌感染症は自然治癒することはないため、必ず治療を受ける必要があり、放置すると不妊症の原因になるため、注意が必要です。
また、淋菌はクラミジアと同時に感染しているケースがあることから、淋菌感染症を疑うときは、同時にクラミジアの検査も受ける必要があります。
そのため天神マイケアクリニックでも、クラミジア・淋菌セットをご用意しているのです。もちろん、男性、女性ともに検査可能となっており、パートナー同士が同時に検査を受けることもできます。
心配な行為があった方、お心あたりの方は、お気軽に当クリニックにご相談ください。
原因③ 非クラミジア性非淋菌性尿道炎
非クラミジア性非淋菌性尿道炎はその名称通り、クラミジアでも淋菌でもない原因菌の感染による尿道炎です。
その原因菌は、マイコプラズマ・ジェニタリウム、ウレアプラズマ・ウレアリチカム、ヘルペスウイルス、膣トリコモナス原虫、アデノウイルス、インフルエンザウイルスなど、多岐にわたります。
非クラミジア性非淋菌性尿道炎も、そのほとんどがオーラルセックスを含む性行為が感染経路です。
潜伏期間は、原因菌によって異なります。症状も原因菌によって異なりますが、クラミジア性尿道炎に近い症状が出る可能性が高く、あまり強い症状ではないケースが多いです。
また、自覚症状がないケースもあります。
近年では、マイコプラズマ・ウレアプラズマを原因菌とする尿道炎が注目されており、天神マイケアクリニックでも、マイコ・ウレアセットという検査で対応しています。
尿道炎が疑われる際は、クラミジア・淋菌セットとともに、マイコ・ウレアセットも同時に受けておくと安心です。
原因④ 包茎による
細菌感染から起こる尿道炎
包茎の状態では、包皮が亀頭を完全にまたは部分的に覆うため、包皮と亀頭の間に湿潤な環境が保たれます。この状態は尿道の開口部を含む泌尿器系の衛生状態を悪化させ、尿道炎や尿路感染症のリスクを高める要因となります。
包茎による湿潤環境は、細菌が尿道内に侵入しやすくするだけでなく、尿の排出を部分的に妨げることがあります。このため、尿が尿道内に停滞し、細菌の繁殖がさらに促進されることがあります。
また、包茎は尿道の炎症を引き起こしやすく、これが尿道痛や排尿時の灼熱感、頻尿といった症状を引き起こすことがあります。
将来的な感染のリスクを減らすために、包茎治療の検討もおすすめしております。
天神マイケアクリニックの
尿道炎検査と治療
福岡県福岡市「天神南」駅のほど近くにある天神マイケアクリニックは、さまざまな種類の尿道炎検査と尿道炎治療に力を入れています。
当クリニックの5つの特徴とお約束
天神マイケアクリニックは、性病検査や治療に特化した性病専門泌尿器科です。
他人には言いにくいお悩みが起こりがちな感染症を専門に扱うクリニックだからこそ、下記のような5つの特徴があります。
特徴1:保険証が不要で受診歴が
公的記録に残らない
感染症検査や感染症治療の際、不安になるのが保険証の利用による、家族バレではないでしょうか?
保険は便利な制度ですが、保険証を利用すると、健康保険の記録のため、当然のことながら公的な記録が残ります。
そこから、ご家族の方に診療歴が分かってしまう可能性が否定できません。
こうした家族バレの不安を無くすため、当クリニックでは保険診療を行っておりません。
公的な記録を残さないためにも、保険利用のない自由診療を行っているのです。
家族や身内の方にバレずに受診をしたいとお考えの方は、安心して当クリニックにご来院ください。
特徴2:匿名検査・治療ができる
ほとんどの医療機関で、実名による診療が行われています。これは、保険診療を行ううえで仕方のないことですが、感染症の検査で実名を使用したくないと思われる方が多いのが現実です。
当クリニックは、保険診療を行っていないため、実名で検査をする必要がありません。
患者様は匿名でご来院になり、実名を伏せたまま検査を完了することができます。お名前を誰にも知られず、匿名で検査を受けたい方にピッタリのクリニックとなっています。
特徴3:患部を見せることなく
問診だけで薬を処方可能
症状が現れている患部は尿道炎の場合、陰茎です。しかし、陰部を見せたくない・恥ずかしいと思われる患者様も数多くいらっしゃいます。
そこで、当クリニックでは、問診だけで薬剤を処方するシステムを整えました。症状が出ている陰部を医師に見せることなく、検査や治療が可能なのです。
※すべての患者様が問診のみというシステムではないため、医師やスタッフにお問い合わせください恥ずかしくて受診をためらっている方や、陰部を見せたくないという方は、ぜひ当クリニックにご相談ください。
特徴4:個室や仕切あり!
患者様同士で鉢合わせがない
当クリニックは、プライベート感あふれるクリニックです。
間仕切りや個室を完備しているため、待合室で多くの患者様が顔を合わせることがありません。さらに、患者様が院内を移動されるときは、スタッフがインカムで導線を確保。
こうした取り組みによって、患者様同士の鉢合わせを徹底して防いでいます。他の患者様に顔を見られる恐れがないのは、当クリニックの大きな特徴といえるでしょう。
特徴5:初診費・再診費はいただきません
医療機関を受診する際、かさんでくるのが初診費・再診費です。当クリニックでは患者様のご負担を少しでも軽減するため、初診費・再診費をいただいておりません。
受診のたびに再診費がかかるのが嫌、少しでも医療費を削減したいという方は、ぜひ当クリニックにご来院ください。